広島安全施設業協同組合
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明けましておめでとうございます。令和四年が皆さまにとって平安で繁栄する一年になりますよう、衷心よりお祈り申し上げます。 | 広島安全施設業協同組合

令和四年 新年ごあいさつ

広島安全施設業協同組合 理事長 宮川裕正

令和4年1月1日

 明けましておめでとうございます。令和四年が皆さまにとって平安で繁栄する一年になりますよう、衷心よりお祈り申し上げます。
平素より、住民の安全・安心と利便性向上のために厳しいご職務に励まれている発注先を含め多くの皆様方には、大変お世話になりました。組合員を代表して心より御礼申し上げます。
 本年も、道路を利用される多くの人々に貢献出来るよう、微力では御座いますが組合員一同、一意専心で安全・安心のために努めさせていただきます。

―子どもを守ろうプロジェクトの取り組み―

 当組合では、道路を利用する多くの住民や、特に次世代を担う子どもたちを守るためのボランティア活動に積極的に取り組んでおります。
これは交通事故だけでなく、災害や犯罪からも子どもたちを守る目的の活動です。
現在取り組んでいる活動は、続発する豪雨災害から掛替えのない命を守り、地域防災力向上を図る取組として始めた案内標識や路面標示の設置です。3年前、広島市立緑井小学校区内において「ハザードマップ標識」を9箇所に設置したことがスタートで、昨年度は、同小学校区域内の通学路に親しみやすい漫画イラストの入った「土砂災害警戒・洪水浸水想定区域を示す標示シート」を路面貼付け方式で26カ所に設置しました。一部シートは、地元小学校生徒代表の協力により、組合員の指導のもと、子どもたちの手で施工を行いました。実際に施工を行うことで興味が生まれ、自立した安全意識が育まれると子どもたちと一緒に施工して感じました。
また、昨年度から広島市教育委員会の新たな取り組として「安全・安心な街づくり」をテーマに、広島市立高校8校が連携し、高校生を中心とした全く新しい活動を進めています。これは高校生自らの提案と活動で進める新たなプロジェクトで、高校生のグループ主導の取り組みとして進めています。全体計画から完成まで、当組合も連携してサポートさせて頂いています。
日本の未来を支える高校生が、今回のプロジェクトを通して、多様な価値観と逞しい行動力を身につけて頂けるものと期待しております。

―新しい資本主義に期待する―

 我々の業界は、交通インフラを現場で支える現場労働者(エッセンシャルワーカー)であります。コロナ禍であっても変わらず仕事をしてきました。流通も医療も保育や飲食も、生活インフラを直接支えているのは多くの現場労働者です。低賃金の方が実際に多い職種でもあります。
岸田総理が提唱された「新しい資本主義の下での成長と分配」によって日本の成長を促し、所得の倍増を目指すと総裁選で強調されました。
日々の所得の増加無くして、現場労働者に未来は存在しません。経済成長による収入の増加が安全・安心の社会の基盤となります。
現状、日本経済は長期間のデフレスパイラル状態にあり、それをマクロ経済に波及したGDPデフレータという総合的物価指数でみた場合、デフレ経済は、1994年から30年余りに及ぶ長さで続いていると言えます。その間、過度の緊縮と増税、小出しの成長投資によって先進国の中で日本だけ所得の増加が止まっております。
GDPの成長無くして、社会保障も含めて継続する社会制度は成り立ちません。勇気ある決断と果断な実行力で「成長と分配」を実行していただき、労働者が豊かさを実感でき、安心して生活出来る一年になるように期待しております。

―ゾーン30プラスの取り組み―

 先進7カ国G7における、交通事故死者数を比較すれば、日本は人口10万人あたりで自動車乗車中は1.1人と最も少なく他国では1.4人から7.8人ですが、歩行中や自転車乗車中の死者数は米国の2.1人についで日本は1.8人と2番目に多い状況です(世界銀行2019のデータを下に国交省が作成)
 これまで大きく減少させてきた交通事故死ですが、「第11次交通安全基本計画」の目標達成のため、国の方針として歩行者を守るため新たに「ゾーン30プラス」がスタートします。従来の生活道路で行われてきた最高速度30km/h規制の「ゾーン30」に加え、物理的デバイスとの適切な組合わせにより交通安全の向上を図ろうとする区域が「ゾーン30プラス」として設定されます。
物理的デバイスとして「ライジングポラード・ハンプ・スムーズ横断歩道・狭さく・クランク・スラローム」等の設置が予定されています。
社会的弱者や子どもたちの悲惨な事故が少しでも防げるように、業界は総力を上げて提案させていただき、今後も交通の安全確保のため道路管理者と連携し活動させて頂きます。何卒よろしくお願いいたします。
 コロナ災害の収束は、依然として先が見えておりませんが、日本においては少しだけ落ち着いてきているようです。これについて海外の専門家は、日本人の衛生意識の高さが海外との大きな差であると発言しています。世界の手本になれるほど民度の高い日本人は、指導者による適切な政策が行われば、一気に経済や安全保障体制などは復活出来るものと確信しております。
 これからも組合員一同、前出の事柄を含め、出来る事を一つずつ着実に進めていきます。言葉足らずではございますが、日本と地域の安全・安心と発展のため、少しでも貢献することをお誓いして、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

 
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